住宅設計は最初が大事(基本設計が大事)
2026/09/08
建築士の作業は大きくは以下の3つの流れになります。
1.基本設計 2.実施設計 3.工事監理
基本設計は、土地の形状、地盤状態、接道状況やライフラインの引込状況、法的な規制、周辺環境等々の各種要素を踏まえた上で、顧客の要望を叶えるべく作成するものですが、この作業は全体の作業の中でも最も重要なものとなります。
何事も最初が肝心と言いますが、その後に続く実施設計の内容は基本設計(及びそれに伴い同時に立案された設計方針)を現実のものにするべく詳細設計、構造検討、設備設計等々を行うもので、これは必要な行政各機関への各種手続きにも直結していきますので、最初の基本設計に後から変更(細部は別として)を加えようとすると、実施設計段階で進めている各種作業の手戻りが生じ、時間も費用も余分に掛かってくる事になってしまいます。
従って基本設計段階で施主は自宅の構想を自分及び家族の意向を充分に反映したものとしてまとめておき、それを設計者にしっかりと伝えねばなりません。
基本設計段階で施主として考えるべきことは大きくは以下の事項になるでしょう。
① 予算:自宅の建築に掛かる費用は設計費、建築本体工事費、外構工事費、家具等費用だけではなく、土地の入手に掛かる費用(購入費、登記費用等)、地盤調査やその結果必要とあればやらねばならない地盤改良等の費用、ライフラインの自費引込が必要な場合の工事費用、その他各種手数料・諸費用などが考えられます。これらを想定したうえで自分で用意できる予算等の中から、設計費、建築本体工事費及び外構工事費にあてられる総額の目安を設定しなければなりません。まずはこれを基に基本設計を作成していく事になります。
② 自宅の構想:家族の総意としての完成イメージ(建物本体の外観、内観、外構等々)、家族それぞれの生活スタイルや生活動線及び各部屋の間取り、特に求めたい機能があればその内容(断熱、防音、防犯、バリアフリー、太陽光発電等々)、その他
③ 将来計画:暮らし方や家族構成の変化も見据えた将来の増改築の想定 無論、最初からすべての考えをまとめてから建築士との打ち合わせに臨める人は多くはいません。建築士と打ち合わせをする中で考えもまとまっていくものでしょう。そしてそれらすべてが反映したものが基本設計となっていてほしいものです。
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